日本全国、365日、どこかで必ず行われている演劇。
主に演劇と言うのは静かに座って鑑賞するものという認識があるので小さい子供を連れて出かけることには躊躇してしまいがちです。
ですが、最近では親子室のようなものが設けられていてそのスペースで親子で観劇できる劇場もたくさんあるんですよ!
そして、演劇鑑賞というのは子供にとってはメリットしかない!と言われています。
子供にとってどんなメリットしかないのか詳しく見ていきたいと思います。
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子供が演劇をすることのメリットとは?
海外では演劇教育は子どもたちのコミュニケーション力や表現力、集中力、想像力、学力を総合的に鍛える素晴らしい教育方法だと一般的に取り入れられています。
確かに演劇は上記のような総合的に学べるだけでなく、演劇を通して歴史や文法などの勉強も学ぶことができるんです。
海外では、「演劇教育が当たり前に行われているから社会に出てからのコミュニケーション能力や自分の意見を堂々と人前で言えることができる!」なんて言われていたりもします。
これが影響であるかははっきりとした関連付けは正直なところはわかりません。
それだけで判断するにはあまりにも単純すぎます(笑)
ですが、アメリカやイギリスで当たり前に行われている演劇教育が日本では行われていないことにはもったいなさを感じますよね・・・。
義務教育の中にこの演劇教育を取り入れることは難しいでしょうが、昨今では地域のワークショップや劇場主催の子供演劇なんかが増えてきていますのでそれを利用するのはおすすめです。
ですが、まだまだ数が少ない子供が演劇をできる環境・・・。
子供が演劇をするのが難しいなら鑑賞をするのはどうなんだろう!?
実際に子供に無理に演劇をさせるというのはそもそもハードルが高い気がしますよね。
子役なんかも増えてきていますが「人前になんか出たくない!」という子供もたくさんいます。
そんな子供に無理にさせても全くの逆効果ですよね。
演劇をさせるのは無理でも!演劇を見せることのハードルは低いのじゃないかな!と思います。
実際に、演劇鑑賞には子供の創造力、想像力を育む、豊かな表現力を育むそんな効果があると言われています。
演劇鑑賞によって得られるメリットとは?
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演劇を観ることについて書かれている記事がありますので引用したいと思います。
鑑賞と表現は、息を吐き出すのに、まず吸うことが必要な呼吸と一緒で、自ら表現できるようになるには、まず受け止めること、感じることです。
優れた芸術表現に触れて心が動く体験なくして豊かな表現力は育まれないでしょう。
鑑賞は受動的な活動とみられがちですが、舞台上の演技者に感情移入しながら観劇したり、美しいハーモニーに身をゆだねたりしながら、鑑賞の間中、脳内では能動的な活動が行われています。
日本には、せっかく多様多彩な芸能がありますから、子どものうちから、多様多彩な芸能に触れる機会が提供できるようにしておきたいものです。
出典@花伝舎
演劇を観て心を動かされることが豊かな表現力を生み出し、想像力を育むんですね。
心を動かすということが、認知症治療の現場でも「演劇情動療法」という形で効果が表れているそうです。
患者さんはこの療法(演劇鑑賞によって感動する)によって表情が豊かになったり、会話が増え、認知機能の回復にもつながっているとのことなんですね。
この療法は、認知症患者さんのために実践されているものではありますが、演劇鑑賞が情動機能を活性化することは間違いないことです。
※情動機能とは人の痛みがわかる思いやりや、人間性など社会生活を円滑に進めるための知能のこと
つまり、演劇鑑賞は、子どもの感受性、感情表現にも良い影響をもたらされると言えるでしょう。
そして、演劇の良いところはテレビと違って、目の前で、生で行われているということが何よりも素晴らしいことだと思います。
目の前で役者さんの息遣いや呼吸を感じられる経験は演劇鑑賞でしか味わえないものですからね!
小さい子供の五感を刺激するという意味でも子供が演劇を観ることはメリットばかりであると言えそうです。
ですが前述したように、演劇とは静かに見るものという概念があってなかなか気軽に劇場に出かけられない・・・という意見が多そうですよね。
ですが、最近では親子でお芝居を鑑賞できるような劇場も増えてきていますし、子供向けのお芝居もたくさんあります!
親子で見られるお芝居を上演している劇団や劇場
こちらでは、子供と一緒に見られる全国の劇団や劇場が検索できます。
私も年間60本以上演劇鑑賞をするのですが、個人的におすすめなのはやはり文学座が行っている「なつやすみ子供フェスティバル」や「キッズシアター」ですね!
私も何本も鑑賞していますし、6歳の子供も何本も見ていますが本当に大好きでいつも「また、観たい~!」と泣いて駄々こねる程大好きです^^
観終わった後は必ず劇中歌を歌っていますし、台詞を言って遊んでいます。
その影響は1シーズン続くぐらいです。テレビで見たものの影響はそんなに続かないよな~とやっぱり生で見ることの良さが表れていますよね!
文学座のキッズシアターや子供フェスティバルの動画はyoutubeでも見られます。
生で観ることの良さは劇場に出かけて同じ空間で同じ時間を過ごした人だけが感じられる独特の空気なので、夏休みにはぜひ、ぜひ、出かけてみてくださいね!
また、他にも子供がたくさん鑑賞している劇団もありますよ~!
こちらの劇団ハイリンドは12月公演は託児サービスがあって子供を預けている間に両親が観劇するというサービスです。
平田オリザさんが「親こそ演劇を楽しむべき」と日経の電子版でおっしゃっていました。
親自身が、ちゃんと人生を楽しむということです。親がコンサートや美術館に行く家庭でないと、子どもが勝手に行くことはありません。それに、親が子どもの教育だけに集中するのは、とても危険な状態。仕事や趣味を通して社交的に活動し、親が、子育て以外の社会を持つことが大切です。
出典@https://style.nikkei.com/article/DGXMZO05040690Q6A720C1000000
子供と一緒に、親だけでも、もっともっと演劇鑑賞を身近にしていきたいですね!!!
まとめ
・演劇をやることは子供にとってハードルが高いが演劇鑑賞は敷居は低い、そして演劇鑑賞でもメリットはたくさんある。
・演劇鑑賞におけるメリットは子供の想像力や表現力を育む
・親子で楽しめる劇場や劇団は全国にたくさんある
・子供と一緒に、また、親だけでももっともっと演劇鑑賞を身近にしていくべきである
子供と一緒に楽しめる場所のレポート記事も書いています。
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