子供が弱視と診断された!弱視の基本的知識と治療法

育児・子育て
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前回の記事で娘が3歳児健診で弱視と診断されたことについて書きました。

 

3歳の子供が突然眼鏡をかけることにびっくりした私ですが、今は子供にとっても親にとってもなくてはならない存在の眼鏡となっています^^

 

眼鏡をかけることになった子供の弱視について詳しく見ていきたいと思います。

 

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子供の弱視とは?

出典@pinterest

弱視(機能性弱視)とは、目そのものは健康だけれど、遠視・乱視(屈折異常)や斜視が原因で視力の発達が遅れている状態を言います。

 

つまり、弱視は目の発達が止まったままの状態。

 

ヒトは、角膜と水晶体で光を曲げて、網膜の中央(黄斑部)に、焦点を合わせます。

 

焦点が、網膜より奥の方に合うのが遠視、網膜上で、像が2重になるのが乱視。

 

網膜上に映った像は、視神経を通じて、大脳の後ろの方にある視覚中枢に送られて、像の解析をして何が映っているかを判断します。

視覚中枢

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人間の視力は赤ちゃんの頃は明るいか暗いか、または近いモノもぼんやりとしか見えていません。

 

周りからの視覚的刺激により段々と「見る力」がついてきます。

 

視力でいうと1歳で0.3、2歳で0.6、3歳で0.8が平均といわれています。

 

4~6歳のうちに1.0になり、小学生になる頃には目の機能が完成します。

 

生まれてから6,7歳の間は網膜に映った像が刺激となって、13才ぐらいまで、視機能は発達します。

 

視覚中枢は網膜上のピントの合った像が刺激となって発達するので、遠視・乱視が強くて、網膜上にピントの合った像が映らない場合は、十分な刺激を脳の視覚中枢が受けられずに、その発達が遅れます。

 

このため、メガネをかけても視力が0.5ぐらいしかでない状態になります。

 

これが、弱視です。

 

弱視の場合、メガネをかけて網膜にピントの合った状態に矯正しても、脳までの連絡回路が未発達で正しい信号を送ることができないため、きちんとした映像を認識できません。

 

裸眼視力も矯正視力もあまり変わらないのです。

 

ですから、最初はメガネをかけても見え方は大して良くなりません。

 

ですが、治療用眼鏡でピントの合った物を見続けることによって、連絡回路が発達し、見る力がつき、弱視が治ってくるのです。

 

弱視の原因

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弱視になる原因は大きく分けて4つ。

斜視

斜視の目では、物が二重に見えます。

 

そのため、脳が混乱しないように斜視ではないほうの目だけでモノを見るようになり、片目の成長が止まってしまいます。

 

斜視は、見た目にも分かるので、早期の治療が行われることが多く、治療の時期が遅れて問題になることは少ないです。

 

※斜視は赤ちゃん期に、ライトを当てたり、赤ちゃんの鼻のつけ根をつまんでみたりして、寄り目になるか否かで判断できます。

 

遠視

遠視と言うと遠くが見えないイメージですが、強度の遠視の場合、近くも遠くも見えづらいので、目も成長できず弱視になります。

乱視

乱視は角膜がゆがんだ状態で、部分的にピントがずれているため、遠くも近くもゆがんで見えます。

病気などが原因

先天性白内障や眼瞼下垂や感染症やケガによって眼帯を3日以上した経験があると弱視になりやすいです。

3歳児健診

ここで大切なのは、子供の視力が3歳児健診以外には、発見されにくいことです。

 

親御さんも日常生活では気がつきにくいのが現状。

 

私も3歳児健診まで子供の目が悪いなんて疑ったこともありませんでした。

 

前回の記事はこちら→3歳児健診でわかる子供の視力!早期治療の鍵となる眼鏡のこと

 

ですから、3歳児健診は、大変重要なんですね。

 

もし、万一弱視であることが分からず、13才になってしまうと、脳の視覚中枢の発達が終了し、その後にどんなにメガネで矯正しても、視力は一生十分得られず、車の免許も取れないという大きな障害を背負うことになります。

 

そうならないためにも、3歳児健診などで、視力異常を指摘されたら、すぐに眼科を受診しましょう。

弱視の治療は、3才から6才ぐらいまでが最も効果が出やすく、7才を過ぎると弱視の治療を行っても視力の向上が思わしくない場合があります。

 

弱視の治療法

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早期治療が鍵

視力が急激に発達している幼児期に訓練することで、弱視の治療効果は高まります。

 

そのためには、できるだけ3~4歳頃までに発見し、6歳頃まで訓練を続けることが理想です。

 

両目に屈折異常がある弱視の場合は、メガネをかけるだけで弱視訓練になります。

 

眼科医による弱視専用の眼鏡を常にかけることです。

 

弱視は近視や遠視とは異なります。

 

近視や遠視は見るための“道具”ですが、弱視の眼鏡は“薬”的意味合いの眼鏡になります。

 

弱視の治療の最大の目的は目の成長発達を促すことなので、医師によって処方された眼鏡をなるべく常にかけることが重要です。

 

片方だけ弱視の場合、良い方の目を隠し、悪い方の目を強制的に使わせるアイパッチ訓練も行います。

どちらも短期間に効果が現れることは少なく、長期的に訓練を継続することが大事です。

 

またすぐに視力が上がっても、良い視力が安定するまで訓練を続ける必要があります。

10歳まではあきらめずに治療を続けよう

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もし6歳までに弱視が発見されず、小学生で訓練を始めることになっても、決してあきらめないでください。

 

視力の発達期には個人差がありますし、10歳頃までは視力が伸びて弱視が治ったというケースもたくさんあります。

 

小学生は、勉強しながらの弱視訓練で大変ではありますが、自分で理解して納得の上で訓練できる年齢でもあります。

 

親子で協力し合って弱視訓練を続けましょう!

本当に効く!目に良いと言われる「ブルーベリー」

小さい頃から眼鏡をかけていた知人の話です。

 

小学6年生から親御さんに勧められて、ブルーベリーのサプリメントを飲み始め、飲み始めて1年も経たないうちに視力回復。

 

大人になった今では「普通に目がいい人」となったそうです^^

 

ブルーベリーが目に良いことは知っていましたが実際に効果が表れた方の話を聞くと安心して子供に飲ませられますよね!

 

ただ、我が家もそれが本当に良いのかわからないので試してはいませんが(笑)

 

試してみる価値はありますよね!ブルーベーリーは身体に良いものであるし、取り過ぎて害がるものではないですから。

 

ただ、摂るなら本当に重要なのがブルーベーリーのドライフルーツは酸化防止剤がたくさん含まれているものが多いこと。

 

良いものを摂ろうとして、余計なものを摂取したくないので選んで購入することをおすすめします。

こちらの自然食品は本当に質の良いものだけを置いているので安心できます!

まとめ

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前回と今回で子供が眼鏡をかけることになった親御さんの参考になったら良いなと思い、書かせてもらいました。

子供が眼鏡をかけることになるなんて思いもよらなかったけど、娘の眼鏡は今では彼女の個性の一部となっています。

どこの集団に行ってもすぐに覚えてもらえますしね!

子供の眼鏡ライフが楽しいものとなりますように。

 

今回の記事は以下のサイトを参考に作成させてもらいました。

杉浦眼科

子供の目の健康マニュアル

 

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