子供が2歳になるとやってくるイヤイヤ期。
魔の2歳児なんて言葉があるぐらいですからこのイヤイヤに疲れている親御さんも多いと思います。
でも、このイヤイヤを上手に過ごせるコツさえしっかりと知っておけばそんなに大変じゃないですよ^^
魔の2歳児のイヤイヤっていつまで続くの?
一般的にイヤイヤは1歳後半から3歳までと言われています。
本格的なイヤイヤ期については、幸せなことに全く「なかった」という人もいれば「6歳くらいまであった」と子供によって個人差があるので正確にはいつまでと言えるものではありません。
ですが、「魔の2歳児、悪魔の3歳児、天使の4歳」と言われるぐらいですから、3歳の間は続くものだと覚えておくといいかもしれません。
2歳から発達する脳の働き
額の内側にある脳の前頭前野という部位、ここは、自分の“欲求を抑制する働き”をする場所なんですね。これは3歳くらいまではまだ発達していません。前頭前野が発達する4歳頃になると働き始めます。
つまり、まだ前頭前野が発達していない為に、自分の思い通りにならないと癇癪を起します。これが“魔のイヤイヤ期”が起こる正体なんですね。
自立しようと奮闘している成長の証
その脳の仕組みを踏まえた上で更に理解しておきたいのが、2歳児の成長。
この頃は「感情・思考・表現」といった、内面的なものや個性がつくられていく大切な時期です。
「イヤだ!」「自分でやる!」のように自己主張が強くなり、本格的なイヤイヤ期に突入していきます。
親が手伝いをしようもんなら、全力でイヤイヤを表現してきますよね。また、やりたいのにできない自分にもどかしい気持ちでイヤイヤがどんどん表面化してしまうんですね。
2歳児に見られる代表的なイヤイヤ行動と対処法
「癇癪(かんしゃく)」
子どもの身体はまだまだ未完成。思うように手や口を動ごかすことはできません。
自分で靴を履きたくても上手く履けず、相手のおもちゃが欲しくても上手く伝えられません。
やりたいことが上手くできないため、子どもはイライラして叩いたり、物を投げる、奇声を上げる、噛む、といったことをします。
しかし、この時期の問題行動に対しては、ついお友達に対してやっているのを見ると怒鳴ってしまったり、きつい言葉で叱ってしまいますが、これでは残念ながら逆効果になってしまいます。
こんな時は、優しい口調でこれはやってはいけないとちゃんと伝えた上でぎゅっと抱きしめてあげると落ち着きますよ。
とにかく何でもイヤと言う
あれもイヤ、これもイヤ、とにかくイヤを連発する時がありますよね。こういう時はまずは子供の気持ちを受け止めて、違うことに気をそらせてあげるのが効果的。
例えば、ご飯の時間に遊びに夢中になっていつまで待ってもごはんを食べない。挙句の果てには遊びもイヤ、片づけもイヤ、ご飯もイヤ・・・とイヤイヤ。
こんな時、親の方もイライラしちゃいますがこういう時こそ上手に気をそらせてあげましょう。
我が家ではよく使う手ですが、お気に入りのぬいぐるみを使って子供の気持ちを代弁した上で、誘うとすんなりと聞き入れてくれたりします。
お気に入りのペンギンのぬいぐるみを持って「〇〇ちゃん、おもちゃで遊んでたからごはんまだ、食べたくなかったんだよね。私、お腹空いちゃったから一緒に食べてくれない?」
ペンギンの手でスプーンを持って口に持っていってあげたり、ペンギンちゃんに大活躍してもらうとうまくいきますよ。
何でも自分でやりたがる
自分でできる喜びを見つけた子は何でも自分でやりたがりますよね。ちょっと危ないことも、親から見たらハラハラしてしまいますが、できる限りやらせてあげたいですね。
親がハサミを使っているのを見たら、自分もやりたがりますね。お箸もそうです。まだ全然、使えないんだけど使いたがる。
でも、今は子供用のハサミもお箸も充実しています。ですので、興味を持った時に子供でもできるものはないか探してその時期に覚えさせておくと、後々とっても楽になりますよ!
本当に危ないことは親が一緒にやってあげるといいです。その時は、ちゃんとなぜ一緒にやらないと危ないかをしっかり話してからやるといいですね。
魔の2歳児!上手に成長を楽しむコツとは!?
誰にでもあるものだと認識する
イヤイヤ期は「第一反抗期」と呼ばれる時期で誰でも通る道。
他の親もみんなイヤイヤ期の子供に四苦八苦しています。自分だけではないんだと、子供を持つ親の共通の悩みだと思えば、とても気が楽になりますよ!
まずは共感する、受け止めてあげる。
「イヤだったね」「悔しいんだよね」「腹が立っちゃうんだよね」と子供の状態をまずは受け止めてあげることで子供の気持ちが落ち着きます。
自分でも何が原因でイヤイヤになったかわからないことも多いのでとにかく子供の気持ちを受け止めることが大きな爆発を防げる一歩です。
たくさんの選択を用意しておく
「自分でしたい!」という自己主張には選択肢をたくさん用意しておくのがコツ!
例えば、親が用意した服は着ないことが多いですよね。そういう時は何着も用意してあげてその中から選ばせるということをしてあげるとうまくいきますよ!
スキンシップを忘れない
とにかくスキンシップをわすれないことが大事です。癇癪を起した状態の時はとにかく抱きしめてあげるということが何よりも効果的。
親側も言うことを聞かない子供相手にイライラしちゃいますが、こんな時ばかりはとにかく子供を抱っこしてあげてくださいね。
ダメなことははっきりと伝える
子供は時にはわざと、イヤイヤをして親の反応を見ることがあります。
これをやったら良くて、これはダメと親側がコロコロ態度を変えたり、何でもダメと言ってしまうと、良い悪いの判断基準を学習できません。
危険なこと、人に迷惑をかけることのみなど、家庭で「ダメ!」の方針を決めると良いでしょう。
そしてそれを伝える時は「〇〇すると、危ないからしてはいけない!」と理由を説明してしっかりと根気強く叱りましょう。
時間に余裕を持つ
約束の時間がある時ほど子どもは駄々をこね、親は焦ってよけいイライラしちゃいます。
仕事と育児の両立などで時間を確保するのは難しいとは思いますが、なるべく予定は詰め込まず、いつでも余裕を持って早めの行動を心掛けると子供に対しても寛容でいられますよね。
子育て中のイライラ解消法!ちょっとした切り替えで余裕の育児!
#魔の2歳児今日の癇癪
twitterのハッシュタグ「#魔の2歳児今日の癇癪」が面白いです(笑)
他人の子供の行動って他人事だから単純におかしいんですよね。
自分の子供ならイライラしちゃってあり得ないって思うこともよその家の子と思うと笑っちゃう。ってことは、自分の子供がよその家の子というフィルターをかけて見てみたらすごく気が楽になるかも^^ぜひ、やってみてくださいね
【絶叫】ハッシュタグ「#魔の2歳児今日の癇癪」が面白いのでまとめてみた
まとめ
魔の2歳児と言ってもまだまだ産まれて2年のかわいい子供なんですよね。2歳児育児真っ最中の親御さんは大変かと思いますが、成長の通過点であってまた、歳を追うごとに新しい悩みも増えてきます。
今しかないお子さんのこの時期を楽しんで余裕をもってこどもと向き合えるといいですね^^
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