2020年から小学校で子供のプログラミング教育が必修となります。
まだまだカリキュラムの内容や詳細などは明確化されていませんが子供がプログラミングを学ぶことで何が育まれるのでしょうか?
現時点でわかっているプログラミング教育と子供が何を学べるのかをまとめてみたいと思います。
この記事でわかること
・プログラミング教育!小学校で学べるのは「プログラミング的思考」
子どものプログラミング教育って何を勉強するの?
2020年から小学校に導入されるプログラミング教育。
小学校に導入することが決まったのは2016年で、3年前です。
まずは経緯を見てみましょう。
小学校プログラミング教育の導入の経緯と必修になった理由
- 2016年6月16日小学校段階における論理的思考力や創造性、問題解決能力等の育成 とプログラミング教育に関する有識者会議「議論の取りまとめ」
- 2016年12月21日幼稚園、小学校、中学校、高等学校及び特別支援学校の学習指導要領等の改善及び必要な方策等について」
- 2017年3月31日小学校学習指導要領公示
- 2017年6月21日小学校学習指導要領総則編解説
ザっと要約するとこうです。
“人工知能の急速な進化が、人間の職業を奪うのではないか”“
今学校で教えていることは時代が変化したら通用しなくなるのではないか”
という不安から、未来を拓いていく子供たちには、日々変化していく情報を主体的に捉え、自分の見解をもとに他人と共同で、新たな価値の創造をしていってほしい。
時代が変化しているのに学校の授業が追い付いていないという現状ですから、これはとても良いことですよね。
そして、プログラミング教育が必修になったのは以下のわけです。
情報化が急速に進展し、身の回りのものに情報技術が活用されていたり、日々の情報収集や身近な人との情報のやりとり、生活上必要な手続など、日常生活における営みを、情報技術を通じて行ったりすることが当たり前の世の中と身近なものにコンピュータが内蔵され、プログラミングの働きにより生活の便利さや豊かさがもたらされていることについて理解し、そうしたプログラミングを、自分の意図した活動に活用していけるようにすることもますます重要になっている。
将来どのような職業に就くとしても、時代を超えて普遍的に求められる「プログラミング的思考」などを育むプログラミング教育の実施を、子供たちの生活や教科等の学習と関連付けつつ、発達の段階に応じて位置付けていくことが求められる。
海外ではすでに学校の授業で取り入れられています。
フィンランドでは2016年から始まっています。
北欧の子育ては世界一!?幸福度が高い国から学ぶ子育てのヒント
上記のような経緯があり、導入が決まりましたが現状どういう教育が行われるかは具体的には決まっていないんですよね・・・。
そして、問題になっているのがプログラミングを教える先生がいないということ。
急ピッチで先生たちが学んでいることは確かです。
企業が先生向けに研修を行っていたり、授業サポートのDVDを出したりしています。
ロジカル思考が身につく!【embot】プログラミングおもちゃ
村田製作所が小学校5年生に向けてプログラミング講座の出前授業を行いました!

子供たちが楽しそうです!
プログラミング教育がどんどん広がっていますね!
では具体的に小学校ではどんなプログラミング教育が行われていくのでしょうか。
プログラミング教育!小学校で学べるのは「プログラミング的思考」
「プログラミング的思考」とは、以下の3つです。
生活の中にあるプログラムされているものに気づき、その仕組みを理解し、新しく創造していく思考を作るということです。
で、その中身がまだ決まっていないということですが、5年生の算数ではプログラミングを通して正多角形の意味を基に正多角形をかくということが行われるようでパソコンを使って実際にやっていくんですね。
以下に詳しく載っています。
こちらのサイトは文部科学省が先生たちに向けて開いているサイトですのでプログラミング教育についてはこちらで詳しくわかります!
高学年に向けて実際にパソコンを触っていくので実践という感じですね。
プログラミング思考ってパソコンを使うイメージなので難しいと思いがちですが理解してみると今でもおもちゃやゲームで子供たちは育んでいますよね。
ピタゴラスイッチなんて正にプログラミング思考を育くむものでしょう。
他にも将棋とかまさにそうですよね!
藤井聡太くんが有名にしたキュボロ(クボロ)社の『積み木のおもちゃ』もプログラミング思考を育むものでしょう。
こういう知育おもちゃに夢中になった子供は自然とプログラミング思考になっているんでしょうね。
このおもちゃやゲームで育んだものをパソコンやスマホで行うというだけなので子供たちはプログラミングが好きになると思います^^
幼児でも遊べるプログラミングの無料アプリについてレビューを書いています。
子ども向けプログラミングアプリ「viscuit」は幼児から学べる!
まとめ
・プログラミング教育とはプログラミング思考を育てるもの
・プログラミング思考とは「生活の中にあるプログラムされているものに気づき、その仕組みを理解し、新しく創造していく思考を作るということ」
・小学校では難しいことを教えるわけではなく、プログラミング思考を育む
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