世界幸福度ランキングのTOP10内に多く入る北欧。
北欧はどうしてそんなに幸福度が高いのか気になり、調べていると子育てにおいても手厚い体制が整っていることがわかりました。
北欧の子育て事情はどうなっているのでしょうか。
日本とは違う子育てを知ることで、視野が広がり、現在子育てにおいて抱えている不安や悩みも解消されるかもしれませんね。
北欧の子育て・育児事情
北欧と定義される国の中でもノルウェー、スウェーデン、デンマーク、フィンランド、アイスランドはとても似た子育て支援が取られています。
そしてその5か国は「世界幸福度ランキング2017」でTOP10入りをしているというから驚き!
因みに世界幸福度ランキング2017のTOP10はこちら。
1位ノルウェー
2位デンマーク
3位アイスランド
4位スイス
5位フィンランド
6位オランダ
7位カナダ
8位ニュージーランド
9位オーストラリア
10位スウェーデン
幸福度なんて人それぞれ感じ方が違いますから数値化して判断するのは難しいな~とは思うのですが北欧の主流5か国がいずれもTOP10に入っているのは驚きでした!
調べて言くと、この5か国は世界的にみても0歳児から6歳児のためにかける公費の割合が高く、子育て支援に力を入れていることがわかってきました。
5つの国の子育て事情を細かく見ていきたいと思います。
*ノルウェーの子育て支援状況は?
北欧全体のイメージとして挙げられるのが高福祉・高負担国家ではないでしょうか。
「高い税金を払っても、手厚い福祉」
ノルウェーもそうです。
それに加えノルウェーは、徹底した平等と個人主義の国。
大人はそれぞれが経済的に独立し、妻は夫に依存せず(納税義務も別)、子も親からできるだけ早く独立しようとする考え方があります。
「子どもオンブット」という国王直轄の団体があり、子供も1人の人として尊重されています。
※子どもオンブッドは、子どもの権利擁護のための国の独立機関です。子どものためにならないとわかったら、政府機関、地方政府など、どこに対しても容赦なく批判できるそうです。
ですので日本で言う「しつけ」という考え方はないそう。
子どもを怒鳴りつけたり、「こうすべき」という接し方がありません。
大人の声にかき消されないようにと、子どもの声を心がけて聞こうとしており「それぞれの子が、そのままでいい」という考え方が基本になっています。
また、パパは育児に参加するのが当たり前で、妻だけに家事をさせているのが友だちに伝わると、パートナーを召し使いのように扱っていると言われ、恥ずかしい思いをするんだとか。
妊娠・出産費用は無料
出典@pinterest
ノルウェーでは妊娠・出産費用は全て無料。
妊娠・出産費用が無料であるかわりに、受けられるサービスは非常にシンプルだそうです。
妊娠中は基本的に月1回の健診。双子などでなければ、妊娠18 週にエコーを撮るのみ。
領土が広い割には人口は500万人程なので病院がすぐ近くにはなく、一番近い病院で140キロも離れており、移動は救急車、急を要する場合には救急用飛行機やヘリコプターを利用するそうです。
陣痛が来たら日本のように「5分間隔まで、家で待機!」なんて言ってられないですね(;´・ω・)
充実した育児休暇
女性の多くが仕事に就いており、男性も女性も有給での出産・育児休暇が保障されています!
1993年にクオータ制( 父母合わせて最大54週の育児休暇のうち、4週間は父親が取らなくてはならない)が導入されました。
出産前3週間も含めた女性の育休期間は2パターン
①育休期間49週を選ぶと給与の100%が支給される。
②育休期間59週を選択すると80%が支給される。
休暇は父親、母親ともに一度にまとめて取得する必要はなく、子どもが3歳になるまでの間ならいつでも良いそうです。
ですのでほとんどの人が休暇を最大限取り、産後のママの身体を大切に、赤ちゃんとのかけがえのない貴重な時間を大切にするそう。
この充実した制度が子供の出生率を上げていると言われています。
復職後の環境
育休制度が整っているので、妊娠出産で仕事を辞めるという人はほぼゼロ。
育休後は男性女性に限らず、同じ職場の同じポジションに戻ることができるそうです。
育児休業を取っても降格させてはならないと法律で定められてもいます。
ですので安心して復職できるというわけですね。
そして復職後も、親がしっかりと職場復帰をするために3つの事が保障されています。
- 待機児童なし!”子どもを保育園に必ず入れられる”
- 夕方4時までの勤務!”職場の働き方の柔軟性”
- 年間10日間ある「子ども疾病休暇」!”子どもが病気の時などに仕事を離れられる”
また、保育園は有料ですが、小学校、中学校、高校、大学までの教育費は全て無料だそう。
子どもの医療費は16 歳まで無料。ワクチン接種も国で定めているものは全て無料で受けられます。
仕事は15時か16時には終了する場合がほとんどだそうで、早く帰って子どもの迎えをし17時頃には家族が家に揃い、夫婦で夕食を作ったり、子供と遊んだり!
家族で過ごす時間とにかく大切にしているそうです。
子供の教育
学歴社会ではなく、「よい学業成績をあげる」より「自分らしい生き方を見つける」ことのほうが優先されています。
子供の教育においての特徴としては「18歳の自立」が基盤となっていることです。
前述したとおり、大学まで授業料は無料で、義務教育の間は教科書からノート類まで一切の費用がかかりません。
子どもたちは地域の公立学校に通い、少人数教育で手芸や工作など生活技術を身に付け、一人ひとりの個性を大事にされて「自信」(=生きる力)をつけていきます。
18歳で高校を卒業して「成人」すると親の家を離れるのが一般的で、親は子どもの人生に口を出さないし、お金も出さないそうです。
社会に出てから大学に行きたくなれば、本人が国の教育ローンを借りて生活費に充て自分で働いて返しています。
(ちょっと余談)18歳の自立が基盤となっていると知って森昌子さんの子育てを思い出しました!
ノルウェーの子育てまとめ
出典@pinterest
自分もパートナーも家族も子供も尊重しているノルウェー。
自然が多い国なので、週末は森に散歩に行ったり、山小屋で過ごす家族も多いとか。
素敵ですよね!
自然に囲まれ、子供は一人の人として認められ、家族で一緒にいられる時間が長い国。
出生率が高いのもうなづけます。
人間的な豊かさとは、こうした中に存在するのではないか、それが個々の幸福度を感じる基準を上げているのではないかと思いました。
ノルウェーの子育ての特徴を言うならば、時間的にも(週37.5時間と短い労働時間、年5週間の有給休暇)空間的にも(広くて質の高い住宅、豊かで身近な自然)ゆとりのある「人間的な暮らし」のなかで、「母親にとっても父親にとっても楽しい子育て」がなされており、そのための国・自治体によるファミリーサポート(子育て家族支援)の存在があった、ということになる。
以下のサイトを参考にさせていただきました。
仕事も子育てもどっちも大事!お仕事ママのノルウェー流両立術を紹介
*デンマークの子育て支援状況は?
デンマークの子育て事情は1位のノルウェーとほぼ同じでした。
妊娠出産は無料。
保育園や幼稚園は有料ですが大学までの教育費は無料。
子供の医療費も無料だそうです。
教育やしつけのためであっても、子どもに暴力を振るうことは法律で禁じられていて、親は子どもを1人の人間として尊重し、子どもの意思を優先させます。
出典@http://www.aiikunet.jp/practice/education/5773.html
親は子供が一人前の大人に育っていくためのサポート役に徹するのです。
そのせいか、デンマークでは、子どもが反抗期を迎えても、親と子が大きな対立をするケースは多くありません。
子供の意思を優先するというのはノルウェーと同じですね。
同じく父親が育児参加をするのは当たり前で、女性は14週間の産休を取得でき、父親は2週間の育児休暇を取得できます。
これに加え、夫婦で合わせて32週間の育児休暇を取得することができるそうです。
育児休暇に関してもノルウェーと同じのようです。
経済的に余裕がない家庭でも、安心して子どもを生み育てられる環境が挙げられます。その為、出生率は高水準です。
保育園や幼稚園は有料ですが、経済的余裕のない家庭には補助金が出るそうです。
デンマークは、「森の幼稚園」の発祥の地としても知られています。森の幼稚園は、1952年に、デンマークのあるお母さんが、子供たちを毎日森に連れて行っていたことから始まりました。近所の人たちが、「うちの子もついでに連れて行って!」と頼むようになり、いつしかそれが幼稚園になっていったのです。デンマークでは現在、約500の森の幼稚園があると言われていて、子供が生まれたらまず森の幼稚園に申し込む、というほど人気です。
出典@http://www.mamakoko-osaka.com/nurturing/?id=4
また子どもがいる家庭は、四半期ごとに児童手当を受けることができます。これはノルウェーのところでは書かなかったのですがノルウェーも同じです。
復職後の職場の環境もノルウェーと同じで、仕事を早く切り上げて子供と一緒に長くいる時間を確保します。
またデンマークの人は夏に3週間以上の長期休暇を取得する権利をもっているそうですよ!
いいですよね~^^
ノルウェーとほぼ似た子育てをしているデンマーク。
私が面白いなと思ったのは真冬でもマイナス10度までお昼寝OK文化です(笑)
赤ちゃんがお昼寝中のベビーカー。デンマークでよく見られる光景だそうです。
デンマークには、赤ちゃんを外でお昼寝させる習慣があります。
新鮮な外気を吸うと、良質な睡眠をとれると共に、感染症を予防できるのだそうです。
もちろん、寒い日にはしっかり防寒するのですが、真冬でもマイナス10度までは外でお昼寝OKというのは衝撃的でした。
デンマークの子育てまとめ
出典@pinterest
ノルウェーと同じく、女性が仕事と家庭を両立するための制度がしっかりと整っており、また子供を育てていくのに安心な保障が整っていて、まさに高福祉国家という感じです。
デンマークで子育てをしている日本人が口をそろえて、子連れに優しい国だというのがよくわかりました。
買い物に行っても赤ちゃんを乗せたベビーカーを店の外に置きっぱなしにできるほど信頼感が街にあふれているそうですよ。
*世界一幸せな子育てができる国フィンランド
以前、私は下記の記事を書いている時に北欧の子育てについていつか詳しく記事にしたいと思い、今回この北欧の子育てについての記事を書き始めました。
フィンランドのベビーボックスに驚愕!無償でこんなに!?日本でも買えるの?
このベビーボックスの充実ぶりったらないですよね!^^
そんなフィンランドの子育て支援で前回は記事にしなかったのですが「ネウボラ」というのがあります。
この「ネウボラ」の制度が素晴らしいと日本でもこの子育て支援の考え方を取り入れる自治体が増えてきたんです。
「ネウボラ」とは?
フィンランドでは、どの自治体にも「ネウボラ」という子育て支援を行う施設がある。ネウボラとは、フィンランド語で“ネウボ(neuvo)=アドバイス”“ラ(la)=場所”という意味。妊娠から出産、子どもが生まれた後も基本的には6歳まで切れ目なくサポートを提供する総合的な支援サービスだ。ネウボラには保健師や助産師がおり、ネウボラで支援をするための特別な教育も受けているそう。
引用@http://dual.nikkei.co.jp/article.aspx?id=3454
日本でも自治体のの助産師さんが出産後に家を訪ねてくれ、産後の子育ての相談を聞いてくれるところがありますよね。
ですが、フィンランドの「ネウボラ」と大きく違うのは子供が6歳になるまで基本的に同じ人が切れ目なくサポートしてくれると言うことだそうです。
「ネウボラで行うことのメーンは、対話。話すことなんです。こまめに話を聞き、家族に寄り添うことが第一です。そして、母と子どもを中心としつつも、父やその子のきょうだいも含めて家族全体を支援してくれます。ネウボラの保健師は、そうした精神的ケアも含めいろんなトレーニングを積んだ人達なので、家族は信頼と親しみを込めて“ネウボラおばさん”と彼女達のことを呼んでいるんです」
引用@http://dual.nikkei.co.jp/article.aspx?id=3454
このネウボラおばさんの存在が子育てをする母親にとってはとても大きな存在になるんだと言います。すごくわかりますよね!
日本でも「ネウボラ」支援をする自治体が増えてきた!?
そうなんです。この素晴らしい子育て支援を日本にも取り入れようとする自治体が増えてきました。
今現在行っている自治体は北海道、秋田県男鹿市、埼玉県和光市、千葉浦安市、東京中野区、世田谷区、文京区、三重名張市、・・・など、これ以外でも「ネウボラ」を行おうとしている自治体は150市町村程あります。
各自治体によって少しずつ制度の中身が違ってはいるもののこの素晴らしい支援制度が広がっていくのはとても嬉しいことですよね!
浦安市では浦安版のベビーボックスをプレゼントしているそう!
ベビーボックスについてはこちら↓
フィンランドのベビーボックスに驚愕!無償でこんなに!?日本でも買えるの?
子供の学力が高いフィンランドの教育の特徴は?
先進国のなかでも、子どもの学力が高いフィンランド。
また、最近は北欧発のデザインが世界的に人気を博すなど、その自由な色使いを始めとする感性の豊かさが注目を集めています。
確かに日本でも北欧のデザインは人気がありますね。
北欧風の子供服を扱っているセレクトショップがママの間でも人気です!
その感性の豊かさを育んでいるのは、子育ての根本に“長所を伸ばす”という考え方があるからだそうです。
子どもたちが得意なことや好きなことをしっかり伸ばしてあげる。
学校でも家庭でも、褒めてあげることがすごく多いそうです。
なにかひとつを褒められると、他のことも自然と頑張ろうとしますよね。
そのことが功を奏して全てがプラスの方向に進んで行くのだとか!
出典@pinterest
また、フィンランドではのんびりした教育方針が浸透しているとのこと。
とくに興味を持てることがない場合も何かを無理矢理やらせることはせず、気長に待ちます。
そして、やりたいことが見つかったら親が全力でサポート。
フィンランドには『ライバル』という言葉がないこともあって、社会全体的にも競争を嫌うので、誰かと比べるということもしません。
その子の個性をしっかり認めてあげるというのが特徴です。
出典@pinterest
こうした「他人の子どもたちと比べない」考え方が広がっているからこそ、クリエイティブな感性も育ちやすいそうです。
ライバルという言葉がないんですね。子供と向き合うという特徴は北欧全体に見られる子育ての特徴だと言えますね。
総合学習法が世界のトップレベルの教育水準を保っている!
また、教育の特徴として挙げられるのが総合学習法。
科目ごとに専門的な知識を教え込む方法ではなく、ストーリーごとに問題を捉える。
つまり目的のために何が必要なのかを考え、議論し、グループの力で解決していく「やりながら学ぶ精神」のようなものを大切にしているようです。
例えば、授業ではこんなストーリー型のタスクが生徒達へと与えられます。エベレストを登るためにはどうしたらいいのか?正確なルートを把握するためには、地図を読めなければいけません。また、山の天気は命に関わる大問題。天気図や、気候変動を読む力も必要です。
頂上まで昇るための最短ルートを割り出したり、必要な道具をリストにすることも大事だし、どれだけ時間や予算がかかるのかを計算することだって。英語をつかって山を登るための申請を行う必要もありますよね。
エベレストを登るというタスクを完了するためには、膨大な量の情報を探し出し、議論を重ねながら解決していく必要があるわけです。それはまさに人生のロールプレイングとも呼べるものなのかもしれません。
そして子供の長期休暇の期間が長く(夏休みが2ヶ月半くらいあるらしい…。)お休み中には一切課題が出ないんだとか!
子供達にも、親にとっても本当に休める環境があるという証拠で、脳や心にいい影響を与えているのではないかと考えられているようです。
また、受験や就職のための勉強にならず、生きていく上で大切なことであるという共通認識があるため、毎日の勉強に対するモチベーションが異なるのだそう。
なんだか知れば知るほどすごいなと思いますね・・・
2016年からプログラミング教育が小学校の必修科目になった!
出典@pinterest
昨年からは小学校にプログラミング教育が必修となったそうです。
小学生からプログラミング!?と思いますよね。
ですが、算数で計算の仕方や国語で書き方を習うように、規則的な数列やパーツ分けなどを、少しずつゆっくり習うだけなので、子供たちにはそれほど大きなインパクトは無いのだとか。
プログラミング教育は、プログラミング言語やパソコンのスキルだけではなく、プログラミングの背後にある考え方、つまりロジカルシンキングを鍛える上でも有効です。
一つのものをパーツ別に分けたり、どのパーツがどのように構築されているのかを見極めたりする能力は、他の分野でも応用が効くのだそうです。
この教育が更にフィンランドの学力の水準を上げていくんでしょうか・・・。
日本でも必修になりました!
子どものプログラミング教育で何を勉強するの?小学校で学べる事は?
フィンランドの子育てまとめ
フィンランドはノルウェーやデンマークと同じく育児休暇の制度や子育てをしていく環境が整っています。
他の北欧諸国にも同じような子育て支援はありますが、やはり「ネウボラ」の充実度が素晴らしいということが特徴と言えるでしょう。
それにしても教育の制度が自由で豊かですよね!これには驚くことばかりでした!
世界一幸せな子育てができる国の支援制度が子育て支援だけでなく、教育環境でも日本に根付くことを心から願います。
*スウェーデンとアイスランドの子育て支援状況は?
世界幸福度ランキングTOP10に入っていた北欧の国、これまでノルウェーとデンマーク、フィンランドと見てきました。
残り2つの国、スウェーデンとアイスランドも、他の国とほぼ同じ子育て支援や育児休暇、復職後の環境もとてもよく似ています。
子育てに対する基本の考え方「子供の意思を尊重する」というのも同じのようですね。
北欧に共通している子育てなんですね。
そして共通事項は他にもあります!
北欧人共通!「夏が好きすぎる!」
国ごとに調べていて北欧人に共通することがわかりました!
それは「夏が好きすぎる!」ということ(笑)
長くて暗い冬があることの反動と言えるのでしょう。
デンマークでは夏の休暇が3週間あると書きましたが、フィンランドやスウェーデンでも義務で4週間取ると決まっているそうです!!!
義務!うらやましい~^^
夏になれば外で日光浴は当たり前、休暇にはほとんどの人がサマーハウスで過ごすんですね。
出典@http://thestockholmguide.blogspot.jp/2011/08/stockholm-and-its-neighborhoods.html
夏が近づいてくると、日中は日光浴をするために、仕事を夜にまわす人もいるくらいだそう。
北欧の人の夏に対する力の入れ方は本当にすごくてびっくりする。スウェーデンの屋外ロケの途中でいつの間にか運転手さんがいなくなっていて、みんなで探したら、裸で日光浴を楽しんでた。仕事中なのに!笑 https://t.co/UIeAEsGK5R
— シロップ.☆夏の新作が登場したよ♪ (@syrupfelissimo) 2015年4月18日
衝動が抑えきれない様子が伝わります(笑)
日本の夏は暑いため、日光浴なんてできませんが、スウェーデンならば30℃以上に熱くなることがないため、外で自然を楽しみ、日光浴も可能なんですね。
出典@pinterest
そして休暇はこのサマーハウスで過ごす北欧の人が多いんだとか。
日本の別荘というイメージとは多少違い、もう少し簡素で素朴な小屋のような建物です。
郊外や少し離れた島にあり、家族がそろう時間を楽しみにしながら、さまざまな予定を立てるそうですよ。
白夜には焚き火をたいてバーベキューをしたり、大人も子供も短い夏を堪能するそうです。
北欧と言えば百夜でしたね!
出典@pinterest
夜の10時ごろでこんなに明るい!
夏至祭
出典@http://www.aterior.com/category/midsummer.html
夏の間、太陽がでていることに感謝して、めいいっぱい夏を楽しむために、各地で夏の到来をお祝いする『夏至祭』が開催されます。
スウェーデンやフィンランドでは移動祝祭日であり、毎年6月20日から6月25日の間の夏至に最も近い土曜日とその前日と合わせて2日間が祝日になります。
町の広場で夏至柱を立て、花の冠をかぶる女性や民族衣装姿の人々が手をつないで回りながら歌ったり、踊ったりするんだそう。
この時期、白夜が見られるノルウェーなどの北極圏エリアへは北欧のみならずヨーロッパ中から観光客が押し寄せ、花火を上げたりして日の沈まない日を朝まで大騒ぎするそうなので北欧を訪れるならぜひ夏至祭の時に行くのがおすすめだそうです!
明日、大使館はゆはんぬす=夏至のためお休み!フィンランドで夏至はクリスマスの次に大事な祝日。みんな田舎に行って、自然と太陽の光を存分に味わうよ。水辺では、こっこ(たいまつ)も焚かれるんだ。現地ではお店が閉まっている場合もあるから注意してね!ひゅゔぁーゆはんぬすた!よい夏至を! pic.twitter.com/BJB5O0c5y6
— 駐日フィンランド大使館 (@FinEmbTokyo) 2019年6月20日
まとめ
出典@pinterest
高福祉国家だけれど、育児休業の保障や、教育制度の充実、子育て支援制度、子育てをする為の環境が整っていて驚くことばかりでした。
高い税金を納めていますが、それに見合う保障が整っていると言えますね。
日本で同じようなことを行おうとするには待機児童問題、父親の育児休暇の取得など多くの壁があります。
全く同じとはいきませんが、フィンランドの「ネウボラ」に倣って積極的に子育て支援を取り入れようとしていることは嬉しい限りです。
「ネウボラ」ではネウボラおばさんが子供が6歳になるまでサポートしてくれるんでしたよね。
このサポートが子育てにおいての親のストレスを減少させ、育児が楽しいと感じられるようになる!
であるならば、日本でも今、ネウボラのような制度がない地域であったとしても誰かに頼り、誰かと一緒に子育てをしていくことを個人の意思で行っていくことはできるのかなと思います。
核家族、ワンオペ育児が当たり前の現代ですが地域にいるネウボラおばさんになる人を探してみるのもいいですよね。
ネウボラおばさんに出会うためには一人で子育てを抱えるのではなく、たくさんの人に出会っていくことが大事だと思います。
子供もたくさんの人によって育てられた方が脳を良くする効果があります。
まずはできることから少しずつ個人が変わっていけば北欧のように子供に対しての周りの目が優しい社会になってくるのかな。
子供と向き合い、子供の意思を尊重するというのも北欧に倣って今日からできる子供への接し方なのかなと思いました。
ものすご~く長くなりました(笑)
北欧の子育ていかがでしたか。
うらやましいなと思い、それを自分の子育てに取り入れることができないか、子育て中の親御さんにとって少しでも考えるきっかけになるといいなと思います。
コメント